いますぐ指輪のサイズを測りたい!
こんにちは職人の柳泉です
ネット通販などで可愛い指輪があって欲しい!でも自分のリングサイズがわからない!
なるべく正確に測りたいのにリングゲージは持ってない。残念。でもやっぱり欲しい!
そんな時に自宅で簡単にできる測り方として、ネットでは指輪をつけたい指に糸や紐状の物を巻いて測る方法が紹介されています。これは糸を指に巻くことで自分の指の外周(指輪の内径)を測ってその長さで指輪のサイズを割り出すものになります。
指輪の号数と実際の長さ(mm)
号数 | 内径(mm) | 号数 | 内径(mm) | 号数 | 内径(mm) |
1号 | 40.8 | 11号 | 51.3 | 21号 | 61.8 |
2号 | 41.9 | 12号 | 52.4 | 22号 | 62.8 |
3号 | 42.9 | 13号 | 53.4 | 23号 | 63.9 |
4号 | 44.0 | 14号 | 54.5 | 24号 | 64.9 |
5号 | 45.3 | 15号 | 55.5 | 25号 | 66.0 |
6号 | 46.1 | 16号 | 56.6 | 26号 | 67.0 |
7号 | 47.1 | 17号 | 57.6 | 27号 | 68.1 |
8号 | 48.1 | 18号 | 58.6 | 28号 | 69.1 |
9号 | 49.2 | 19号 | 59.7 | 29号 | 70.2 |
10号 | 50.2 | 20号 | 60.7 | 30号 | 71.2 |
※日本JIS規格
本当にちゃんと測れるの?指周りの測り方
号数と内径(指輪の内側の長さ)がわかりましたが、指の周りの長さなんて測れるのでしょうか。
測り方をまとめてみました。
用意するもの
・紐状のもの(指に巻いて大丈夫なもの)
・マジック
・定規
測り方
1.サイズを測りたい指の一番太いところに紐を巻きます
緩すぎず、キツすぎず巻くのがベスト
私は指の付け根が一番太いのでそこに巻きます。関節が一番太い方は関節に巻きます。
2.一周巻いて紐が重なった所にマジックで印をつけます
3.紐についた印と印の間を定規で測ります
その長さが指輪の内径になります。
理論上はこれでリングサイズがしっかり測れるはず。
本当に正しく測れるのか様々な紐状のもので徹底的に調べてみました。
実際に測ってみた
私の指のサイズは11号なので51.3mmが出ればあってますが果たして!?
紙を細く切る方法
家を探してみてあった適当なプリント用紙。きっと誰の家にもこの大きさの紙ならあるはず。
こちらを細く切ってみました。5mm幅くらい。
早速まいてみました。少し巻きにくいです。
印をつけてみると56mmでした。
JIS規格の表と照らし合わせてみると15~16号になってしまいました。
もう少し指にしっかり巻ける素材のほうが良さそうです。
輪ゴムで測る方法
ご家庭には一本はありそうな品。実際に巻いてみました。
定規で測ってみると、こちらは27mmありました。
すごく小さく1号以下になってしまいました。
ちゃんと巻けても紐は伸縮性のないものの方が良さそうです。
リボンを使って測る方法
紙よりも柔らかく、ゴムのように伸びませんが結果はどうなるのでしょうか。
サテン素材のリボンでするするとすべります。誰かが近くにいたら手伝ってもらった方がよさそうです。
測ってみると、54mmでした。
ということは、サイズは13~14号。どうやらリボンの幅が広すぎた様子。リボンは8mm幅です。
ではもっと細いもので測ってみたいと思います。
刺繍糸で測る方法
紙よりも柔らかく、ゴムよりも伸びず、リボンよりも細い。
こちらは期待できそうです!
測ってみると、52mm!
11号~12号です!
一番本来のサイズに近い長さがでました!
実際に家にあるもので指輪のサイズを測ってみた結果
どうやらサイズを指に巻いて測る方法は
柔らかく巻きやすい素材
伸縮性が無いもの
細いもの
が良いみたいです!
巻く際に力加減や使う素材に個人差がありますので
自宅でできるお手軽な方法ではありますが、おおよそのサイズを出すものであって正確なサイズをしっかり出すのは少し難しそうに感じました。
MITUBACIでは1号~30号まで正確にサイズが測れるリングゲージを無料で貸し出ししています。しっかり測りたい方はこちらをぜひご利用ください。
また、MITUBACIではシルバーのカジュアルなものから、しっかりしたゴールドの指輪まで自分たちで作れる製作体験を行っております。その場で専門の職人がサイズを測りますので事前に調べなくてもお客様にピッタリの指輪を作れますのでおススメです。
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番外編
家にあるものでいろいろ巻いてみたのオマケ
ハリガネ
よく家電製品のコードなどにまとめるために巻かれているものです。
簡単に巻けましたがクネクネ変に曲がってしまい、固めのものは非推奨。
結束バンド
近頃流行りのDIYで人気の品です。
丸めて締めていく作業は簡単でした。ですが結束バンドの性質上、締めた後広がらないためキツくしすぎて指から抜けなりました。ちょっとリスキー
ボールチェーン
ストラップに良くついている金属のチェーンです。
表面がツルツルしていて印がつけにくく、もう少し細身のものの方が良さそうでした。
またなにか面白そうなものを見つけたら検証してみたいとおもいます!
それではまた